資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

 

 津島市神明町にある、津島神社(つしまじんじゃ)です。


 津島神社の大祭として、7月の第4土曜日とその翌日に開催され、尾張の夏の風物詩となる、ユネスコ無形文化遺産「尾張津島天王祭」です。

 

 津島五車のまきわら船の提灯に灯がともされ、津島笛を奏でながらゆうゆうと天王川(丸池)を漕ぎ渡っていきます。 揺らめく提灯が水面に映り、まきわら船はその美しさをさらに際立たせ、灯と水の織り成す幻想的な情景は時代絵巻そのものです。

 

 朝祭は、市江車を先頭に6艘の車楽船が能の出し物をかたどった置物を飾り、楽を奏でながら漕ぎ進みます。先頭の市江車から10人の鉾持が布鉾を持って水中に飛び込み、泳ぎ渡り、神社の神前まで走って布鉾を奉納する様は勇壮というほかありません。

 

 絵馬は、津島神社の摂社にあたる八柱社の「子授かり祈願絵馬」です。

 

 八柱社は、ご祭神に五男三女御子神をお祀りされています。