資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。
長野県下諏訪町にある、諏訪大社下社春宮(すわたい しゃしもしゃ はるみや)です。

JR中央本線下諏訪駅から北西へ約1km、秋宮から西へ1kmの位置で旧中仙道沿に鎮座します。上社へは諏訪湖を隔て約13kmです。
社頭から真直ぐ800m程伸びる道路はかつては春宮の専用道路で、下社の大祝金刺一族を始め多くの武士達が流鏑馬を競った馬場でした。
途中の御手洗川に架る下馬橋は室町時代の建立です。建築様式は鎌倉時代のもので1730年代の元文年間に修築されましたが、下社では最も古い建物で遷座祭の折に神輿はこの橋を渡ります。
絵馬は、お舟祭り絵馬です。
諏訪大社では年間で200以上の神事が斎行され、境内外に鎮座する摂社末社は70余社におよびます。諏訪大社の由緒にまつわる特殊神事についても70以上もあり、また四社それぞれで月次祭が斎行され、古来からの信仰を守られています。
お舟祭りは、2月1日に春宮にお遷しした御霊代(みたましろ)を、7月31日から8月1日にかけて、神幸行列を以て再び秋宮へ御遷座する神事です。この遷座の行列 に次いで青柴で作った大きな舟に翁媼の人形を乗せた柴舟が御頭郷の氏子によって春宮から秋宮へ曳行されます。
