資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。
長野県下諏訪町にある、諏訪大社下社秋宮(すわたいしゃ しもしゃ あきみや)です。

旧中山道と甲州道中(現在の甲州街道)の分岐点という交通の要所に鎮座し、境内の手水からは御神湯が流れています。
樹齢八百年ともいわれる「寝入りの杉」は下社秋宮の御神木の一柱です。幣拝殿の見事な彫刻は江戸中期の名匠、立川和四郎富棟によるもので、安永十年(1781年)の落成。幣拝殿、神楽殿ともに国の重要文化財に指定されています。
絵馬は、「夢叶御守り絵馬」と神紋の「梶(かじ)の葉絵馬」です。
夢叶御守り絵馬は、絵馬の中央にお守りが切り抜き、お守り袋に入れ持ち運べる形に作られています。絵馬の中央上段には神紋が押印されています。
諏訪神社の神紋「梶の葉紋」は、梶という植物の葉を図案化した紋です。梶の葉は古くから神事に使われたり、神官の衣服にあしらわれたりしていました。諏訪神社の神紋は、上社は根が四本の「諏訪梶の葉」、下社は五本の「明神梶の葉」となっています。



