資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

 

 茅野市宮川にある、諏訪大社 上社 前宮(すわたいしゃ かみしゃ まえみや)です。



 豊かなご神水を湛え諏訪信仰発祥の地といわれる上社前宮は、本宮から約2km東方、JR中央線茅野駅から約4km、旧鎌倉街道に沿った県道岡谷茅野線の途中にあります。

 

 諏訪大社上社前宮神殿跡は、諏訪大社の四つの宮のうち、最も古い歴史を持つ場所です。ここは、諏訪大社のご祭神の建御名方神(たけみなかたのかみ)が最初に住まわれたと伝えられる諏訪信仰発祥の地。古くは神殿に付属したお社でした。

 

 現在の本殿は、高台で豊富な水や日照りが得られる良き地で、昭和6年の神宮式年造営替古材の下附を受けて昭和7年に建てられたものです。

 

 境内には「水眼」と呼ばれる清流が流れ、諏訪大社の祭政一致時代の古体の跡を示しています。

 

 絵馬は、神馬を描いた祈願絵馬です。

 

 馬は神様の乗り物として神社に奉納され、神様が乗る神聖な馬=神馬(しんめ)とされ大切に育てられてきました。