資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

京都市東山区祇園町北側にある八坂神社大国社(やさかじんじゃおおくにしゃ)です。
大国主社は、八坂神社の末社で本殿の南西側(社務所の向かい)にあります。
ご祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)です。
大国主命は、大己貴神(おおなむちのかみ)や八千矛神(やちほこのかみ)など多くの別名があり、本殿に祀られている素戔嗚尊(すさのおのみこと)の御子とも六代の孫と言われています。
神話の「因幡の白兎」(いなばのしろうさぎ)で知られる出雲の神で、俗に「大黒さん」と呼ばれ、福の神、縁結びの神としても知られています。
神話の内容は、自らの過ちで皮を剥がれてしまった白ウサギを、心優しい大国主命が救い、その救ったウサギが縁となって運命の人(八上比売)と出逢うというものです。これが、大国主命が縁結びの神様として祀られている理由です。
絵馬は、ハート形の良縁祈願絵馬。大国主社の脇には良縁を祈願してハート形の絵馬がたくさん結ばれています。
