今年もあとわずかとなりました。

 二十四節気「冬至」の頃は日照時間が短く、日の出ている間だけ働く江戸時代は労働時間が短かったと聞いた事があります。楽でいいねと思いがちですが、逆に夏の間は長くなりますよね。現代の働き方と、どちらがいいでしょうか。

 さて、東海道四日市宿資料館は師走でもふだんと変わらず、ゆったりとした時間が流れています。ゆったりした時間のお供はやはり、おやつで決まり。

 今が食べ頃のサツマイモを使った素朴な和菓子のひとつが、鬼まんじゅう。主として愛知県を中心に東海地方で多く食べられているのをご存知ですか。由来はその形状が鬼の角や金棒に似ているなど諸説あります。ふつうに和菓子店やスーパーでも売っていますが、作り立てが食べたかったら手作りですよね。 

 材料は粉類と砂糖、サツマイモだけですので、家庭によって様々な作り方があるようです。わが家でも小麦粉や〇〇粉いろいろ試してみましたが、結局ホットケーキミックスならぬ「鬼まんじゅうミックス」を使うと失敗なく無難な味に出来上がりました。



 クリスマスから新年にかけて、ケーキやおせち等ご馳走を召し上がる人も多いと思いますが、たまには、冬の訪れを感じながら、鬼まんじゅうでも食べてみませんか。


 「語り部のつぶやき」を読んでいただき、ありがとうございました。

来年が皆さまにとって素晴らしい年になりますようお祈りいたします。 (Y)