資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町にある、平岡八幡宮(ひらおかはちまんぐう)です。
大同4年(809年)に弘法大師 空海が高雄山 神護寺の鎮守として宇佐神宮(現在の宇佐八幡宮)から勧請して創建したと伝わる、京都で最も古い八幡宮です。
本殿内陣の天井は「花の天井」と呼ばれ、天井の梁で出来た44のます目のひとつひとつに、綾戸鐘次郎藤原之信が描いた極彩色の花絵44面が描かれています。
山桜・牡丹・水仙・菖蒲・紅葉など華麗な花々の天井画は訪れる参拝客の目を楽しませてくれます。通常非公開ですが、毎年春と秋の特別公開時には宮司の説明を聞きながら拝観することができます。
絵馬は、天井画のように見える椿が描かれた一願成就絵馬です。
境内の「椿の小径」では、樹齢300年を超える「紅椿」や伝説が残る「白玉椿」、葉の形が金魚に似ている「金魚椿」など約200種類ある椿を見ることができます。