資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町にある、大豊神社(おおとよじんじゃ)です。
鹿ケ谷・南禅寺一帯の産土の神、氏神様として親しまれています。
境内では、しだれ紅梅、椿など四季折々の山野草が心を慰めてくれます。
社伝によると、仁和3年(887年) 宇多天皇の御悩平癒祈願のために、贈正一位尚侍 藤原淑子が勅命を奉じて、少彦名命を東山三十六峰、第十五峰目の椿ヶ峰に奉祀して創建されました。
後に応神天皇と菅原道真公が合祀されました。 昭和29年には、京都市よりいにしえの都の古刹として「名勝地」に指定され、又、哲学の道の「ねずみの社」として全国より多くの参拝者を迎えることとなりました。
御神徳は、治病健康、福徳長寿、学業成就、縁結び、子授け安産とされています。
絵馬は、ネズミを描いた開運招福絵馬と菅原道真公を描いた学業成就絵馬、鳳凰を描いた大願成就絵馬の3題です。
大豊神社の末社 大国社(だいこくしゃ)は御祭神の大国主命が野火に囲まれた際、鼠に案内されて窮地から逃れた神話(古事記)に因み、狛犬の代わりに「狛ねずみ」が祀られています。

