資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

奈良市雑司町にある、東大寺(とうだいじ)です。
東大寺のご本尊である「盧舎那仏」は、奈良の大仏様として広く知られているところです。また、大仏様が鎮座する大仏殿は、木造建築としては世界最大級のもの。
天平13年(741年)聖武天皇の勅願により、国分尼寺とともに国ごとに官寺(金光明四天王護国之寺)として、国内の僧尼の監督に当たる役割を担う目的で建立されました。
その後、743年 聖武天皇の大仏造顕の詔を公布したのを受け、造営が行われた際、それまでの金光明寺から、名称を東大寺に改められました。
絵馬は、猿が蹲踞(そんきょ)しているようにも見える絵は、洋画家の杉本健吉氏の作。
「みばや申 きかばや申 いわばや申」と裏書された東大寺絵馬と呼ばれる干支絵馬です。
