資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

八幡市八幡高坊にある、石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)です。
平安時代初め、清和天皇の貞観元年(859年)南都大安寺の僧・行教和尚は、豊前国(現・大分県)宇佐八幡宮にこもり日夜熱祷を捧げ、八幡大神の「吾れ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」との御託宣を蒙り、同年男山の峯に御神霊を御奉安されたのが起源です。
“やわたのはちまんさん”と親しまれる当宮が御鎮座する八幡市・男山は、木津川・宇治川・桂川の三川が合流し淀川となる地点を挟んで天王山と対峙する位置にあり、京・難波間の交通の要地です。
都の裏鬼門を守護する国家二所宗廟の一つとして、また日本三大八幡宮の一つとも称されています。
本殿は壮大な規模を持つ八幡造で、国内の同形式の本殿の中では現存最古で最大規模を誇ります。
国家鎮護、厄除開運、必勝・弓矢の神として時代を超えて人々の篤い信仰を受ける。全国屈指の厄除神社です。
絵馬は、竜を描いた錦織絵馬です。
八幡宮の楼門前拝所の大唐破風の屋根裏を仰ぐと二重梁の上に向かって右に虎、左に竜が飾られています。絵馬はこの竜をテーマとして作られました。
