資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。



 京都市西京区嵐山宮町にある、松尾大社(まつのおたいしゃ)です。

 

 松尾大社本殿の背後にある松尾山は、太古の昔から、山頂近くに「磐座(いわくら)」と呼ばれる、神が降臨するという岩があり、この地に住む人々が山の神として崇め信仰してきました。

 

 大宝元年(701年)京都盆地の西一帯を支配していた秦氏が「磐座」の神霊を勧請し、現在の本殿の場所に社殿を建立したとされています。

 

 ご祭神は、大山咋神(おおやまぐいのかみ)と中津島姫命(なかつしまひめのみこと)です。

 

 大山咋神は、「松尾さま」の愛称で全国的に崇められる酒づくりの神とされていることから、境内には、お酒の資料館が併設されています。

 

 絵馬は、打ち出の小づちに身を乗り出したネズミがえがかれた平成丙子歳(平成8年)の開運干支絵馬と、猫からお酒をいただいているネズミが描かれた平成戊子歳(平成20年)の開運干支絵馬の2題です。