大四日市まつりが近づいてきました。全市をあげて行う催事として今年は第60回を迎えます。

 「還暦祭」のキャッチフレーズのもと8月6日(日)には、特別企画として本市に現存する鯨船山車8艘すべてが揃います。

 全国的にも珍しい陸上の模擬捕鯨で、写真で見ると船のデザインがみんな違います。想像するだけで迫力がありますね。

 

 東海道四日市宿資料館の語り部の何人かは鯨船に関わっています。

 子どもの頃の記憶をたどると、鯨船は印象深いもののひとつです。自分と同じ年頃の少年が化粧して船上で舞う姿はカッコよく映りました。

 

 また、屋台で買って食べたり遊んだりという非日常の体験は言うまでもなく、新道通りの七夕飾りをかき分けながら、当時の(ウルトラマンや魔法使いサリーなど)人気キャラクターが電動で動く舞台を眺めたりして歩いたのも楽しい思い出です。

 

 時代が進むと、わが子が子供みこしに参加するのに付き添ったり、リトルおどりフェスタで子どもと一緒に汗だくになって大四日市まつり音頭を踊ったりした事など懐かしい記憶として残っています。

 

 まつりが始まると、当館まで諏訪太鼓の音やお囃子が聞こえたりしてきます。

 先の戦争の空襲で、多くの山車が消失し数は減りましたが、祭りの熱気とともに古き良き姿を継承していってほしいものです。 (Y)





 【以上の写真提供】大四日市まつりでの鯨船「勢州組」(令和4年8月7日:Hさん)

 【動画提供】鯨船「勢洲組」諏訪神社練り込み(令和元年10月6日:Mさん)※アメブロの規定により13分間の動画を1分に編集しました。

 

 【写真提供】諏訪神社でのひとこま(語り部Yさん)