資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。


 甲府市古府中町にある、武田神社(たけだじんじゃ)です。

 

 武田神社は大正8年(1919年)に武田氏居館の跡地に建てられました。

 

 御祭神の武田信玄公の命日にあたる4月12日には毎年例大祭が行われ、武田二十四将の騎馬武者が供奉する神輿が甲府市内を巡幸します。

 

 また甲府市では例大祭に合わせて「信玄公祭り」が催され、勇壮な甲冑姿に身を包んだ、総勢約1500人に及ぶ武者行列は祭りの目玉の一つとなっています。

 

 絵馬には、武田信玄が采配を振る姿が描かれています。

 

 軍配に書かれている風林火山は、「疾如風 徐如林 侵掠如火 不動如山」を略したもので、それぞれ、「疾きこと風のごとし」、「しずかなること林のごとし」、「侵掠(しんりゃく)すること火のごとし」、「動かざること山のごとし」 と解される「孫子」の兵法のひとつで、理想的な進軍の在り方を風物になぞらえたものです。