資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

鈴鹿市神戸6丁目にある、金井山(かないざん)林光寺(りんこうじ)です。
ご本尊は、千手観世音菩薩です。
寺伝によると、天平12年(740年)聖武天皇の勅により、行基菩薩が東大寺無事建立祈願の途次、この地を訪れた折、林の中に清泉が湧き出て金光を放つのを見て感得し、聖武天皇勅願寺として開創されたと伝わり、のち神戸城主代々の祈願所として栄え、寄進された品々が今も現存されています。
安土桃山時代に再建された本堂の内部は、桃山様式で須衣檀の彫刻、極彩色の柱、華麗な壁画、格天井の花鳥の絵などが施された鈴鹿市内では数少ない、桃山建築です。
本堂手前右側に建つ閻魔堂の草創は、南北朝後期(1300年代後期)と伝えられ、のち宝永年間(1704年 - 1711年)に再建されました。
この堂は身寄りの無い死者や、水子等不運な人々の供養のため建立されたといい、「えんまの寺」として知られ、毎年2月16日と8月16日に開扉し、えんま会式が施行されます。
絵馬は、無地の絵馬板に御朱印をいただいたものです。