資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。





 稲沢市大塚南3丁目にある、日出山西福院 せんき薬師(せんきやくし)です。

 

 江戸時代初期・寛文年間頃、第一世法印・天阿上人(日雄)により開かれました。

 

​ ご本尊は、薬師如来(通称・お薬師さま)です。

 

​ 「せんき薬師」は、さまざまな病氣平癒に霊験があり、亡き赤ちゃんの為に幸せの水子供養を行い、「おせんきさん」の名称で親しまれています。

 

 絵馬は、病気平癒・がん封じの祈願絵馬と水子供養絵馬の2題です。

 

 【せんき伝説】(お寺のHPより)

 

 約500年くらい前(または江戸初期頃)に、この地域に「せんき(せん痛)」という病に長年患い苦しむ村人がいました。

 

 ある時、全国を修行しながら回っている修行僧がこの地に逗留し、僧はその村人の病気が良くなるようにと、僧の念持仏(修行僧が常に携帯する小さな仏像、当寺ご本尊薬師如来胎内仏)を祀り、病気平癒をご祈願されました。

 

 村人は季節の花や野菜果物をお供えし、来る日も来る日も毎日、僧と共にご祈祷し続けました。しばらくすると、いつしか村人の病はすっかり良くなっていた。

 

 その不思議な霊験談が人から人へ、口から口へと伝え広がり、さまざまな病気にご利益があり、病気平癒・がん封じのお薬師さま「おせんきさん」として、全国から老若男女がお参りされるようになりました。