資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。



 海津市海津町油島にある、治水神社(ちすいじんじゃ)です。

 

 江戸時代に幕府の命により、難関だと言われた治水工事を成し遂げた薩摩義士を祀る神社です。

 

 毎年春(4月25日)と秋(10月25日)には薩摩義士の遺徳を偲び、慰霊祭が行われています。

 

 揖斐川と長良川の背割堤1km余にわたって連なる松並木は、工事の完成後、薩摩義士が千本の苗を植えたものと伝えられています。

 

 木漏れ日の中、緑に染まる松原の石畳を歩くと、かつてここに熱く雄大なドラマが演じられたことが不思議に思えるほどの静けさが漂っています。

 

 絵馬は、難儀・難関・難問などの突破祈願絵馬です。

 

 願いを込め矢を中央の的に射し祈願します。