資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

射水市八幡町2丁目にある、放生津八幡宮(ほうじょうづはちまんぐう)です。
奈良時代の公卿・歌人である大伴家持(おおとものやかもち)が越中国守在任中(天平18年・746年)、九州の宇佐八幡神を勧請して、奈呉八幡宮と称されたのが創始とされています。
祭神には、応神天皇、仁徳天皇が祀られています。
絵馬は、算数・数学学力増進を祈願する算額(さんがく)が描かれた絵馬です。
算額(さんがく)とは、神社やお寺に奉納した数学の絵馬や額のことです。
数学の問題が解けたことを人々は神や仏に感謝し、この算額を奉納しました。
中には難問や問題だけを絵馬に書いて答えなしで奉納するものも現われました。
その問題を見た人は、一緒家件名解答を考え、算額にしてまた奉納したのです。
この風習は江戸時代中頃から始まり、現在全国に1,000近くの算額が残っています。算額を奉納するというは日本だけの独自のものだそうです。
絵馬にある算額の問題は、天明3年( 1783年 )に奉納されたとあります。
