資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。


 香川県琴平町の象頭山(ぞうずさん)中腹にある、金刀比羅宮(ことひらぐう)です。

 

 参道の石段は、本宮まで785段(標高251m)、奥社まで登ると1368段(標高421m)になります。

 

 参拝客を乗せて石段を上る「石段かご」がありましたが、担ぎ手の高齢化などで、惜しまれながらも なじみの光景が消えてしまいました。

 

 絵馬には、江戸末期の絵師 冷泉為恭(れいぜい ためちか)の「駒迎図」が描かれています。

 

 神馬は神の乗物として、また祈願祈祷のため神社に奉献する馬のことで、神駒(かみのこま)とも呼ばれています。

 

 神馬は必ず装飾するのを例とし、四手(しで)を額髪の左右および中に三つ、とり髪に五つ、尾のつけ根に七つ付けるのが習わしです。