資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。


 東京都文京区湯島3丁目にある、湯島天満宮(ゆしまてんまんぐう)です。

 

 458年に創建され、1355年に菅原道真公を勧請し、以来多くの学者、文人に崇敬され、現在では学問の神様「湯島天神」として知られています。

 

 絵馬に描かれているのは、牛にまたがったご祭神の菅原道真公です。

 

 菅原道真公は、政敵の藤原氏から妬み陥れられて太宰府に左遷され、無念の中で最期を迎えた不遇の政治家。死後に京都で、疫病・天災・落雷事件などが相次ぎ起こり、道真公の祟りとして恐れられました。

 

 そして、怨霊を鎮めるため京都に北野天満宮が建立され、天満宮・天神社が全国に広まりました。落雷事件から雷神=天神と結びつき「天神様」として祀られています。