資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

京都市東山区東大路通松原上ル下弁天町にある、安井金比羅宮 (やすいこんぴらぐう)です。
主祭神は、崇徳天皇、大物主神、源頼政です。
ご神徳について、神社では以下のようにご紹介されていました。
<あらゆる悪い縁を切り、良縁を結ぶ>
主祭神の崇徳天皇は、讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切って参籠(おこもり)されたことから、当宮は古来より断ち物の祈願所として信仰されてきました。
また、戦によって心ならずも寵妃阿波内侍とお別れにならざるを得なかった崇徳上皇は、人々が御自身のような悲しい境遇にあわぬよう、幸せな男女のえにしを妨げる全ての悪縁を絶切って下さいます。
男女の縁はもちろん、病気、酒、煙草、賭事など、全ての悪縁を切っていただいて、良縁に結ばれて下さい。
良縁に結ばれたご夫婦やカップルがお参りされても縁が切れることはありません。更にお二人がより深くより強く結ばれる御利益をいただけますのでご安心を。
<海上安全>
崇徳天皇とご一緒にお祀りしています大物主神は、古くから道開きの神様として信仰されています。
特に讃岐(香川県)の金刀比羅宮は海上交通の守り神とされてきました。当宮は京都市内唯一の金比羅さんとして、釣り人やマリンスポーツを楽しまれる方の信仰を集めています。
<交通安全>
海上安全と同じく、大物主神のお力によるご利益です。
現代社会では、ご自分が原因でなくても、いつ事故に巻き込まれるか分かりません。自動車、バイク、鉄道、その他あらゆる交通に関わる災難からお守りいただく御神徳です。
絵馬は、戸末期の縁起物だった「藻刈舟」という絵を、戦後に安井金毘羅宮が絵馬にされた「もうかり絵馬」(画家:森一鳳)です。
「藻を刈ってる」(もぉかってる)。 雨の中だから「降るほどもうかる」。 「一芳」のサインは「もうかる一方」。