資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。


 東京都渋谷区代々木神園町にある、明治神宮(めいじじんぐう)です。

 

 明治神宮は、森のように生い茂る緑に包まれた、広大な敷地が特徴的です。

 

 現在の大鳥居は、台湾で発見された樹齢1500年を超える大木を現地の人々の協力のもと日本まで運搬し、二代目の大鳥居として1975年(昭和50年)に造営。高さ12m、幅17.1m、柱の直径1.2mという大きさを誇り、木造の明神鳥居としては日本一を誇り訪れる人を圧倒する立派な大鳥居です。

 

 絵馬は、菊と桐が並ぶ御神紋が描かれた祈願絵馬です。

 

 菊の紋章は鎌倉時代より皇室で受け継がれ天皇の象徴となりました。花びらの数でも異なる意味があり、十六弁あるものは皇室のみが使用できる正式な紋章です。創建当初、そのような規制がなかったため、明治神宮の建物には十六弁の紋章が使われていますが、現在は皇室に配慮する形で、十二弁の菊を明治神宮の紋章とされています。