資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

近江八幡市安土町常楽寺にある、沙沙貴神社(ささきじんじゃ)です。
近江国の蒲生野にあり、古くから沙沙貴郷あるいは佐々木庄と呼ばれたこの地は、宇多源氏佐々木発祥の地です。
平安・鎌倉様式を継承し江戸中期に再建された茅葺きの「楼門」や、東西廻廊と四国丸亀藩主京極家によって弘化5年(1848年)に建築された「本殿」「権殿」「拝殿」など大型木造建築8棟すべてが重要文化財に指定されています。
境内各所には佐佐木氏(佐佐木源氏)の四ツ目結い(七ツ割四ツ目)の定紋が見られ全国の宇多源氏・佐佐木源氏(京極家、黒田家、三井家、佐佐木家など220余姓)ゆかりの人たちが信仰する神社です。
絵馬に描かれているのは、近江国の佐々木庄を地盤とする佐々木高綱(ささきたかつな)です。
高綱は、母親を通じて源頼朝、源義経、源義仲の従兄弟にあたる平安末期から鎌倉初期の武将でした。