資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

京都市上京区智恵光院通今出川上る桜井町にある、首途八幡宮(かどで はちまんぐう)です。
大内裏の北東に位置するため王城鎮護の神とされ、もとの名は「内野八幡宮(うちのはちまんぐう)」といわれました。
宇佐八幡宮を勧請したのが始まりと伝えられ、誉田別尊(ほんだわけのみこと)(応神天皇)・比咩大神(ひめおおかみ)・息長帯姫命(おきながたらしひめ)(神宮皇后)をお祀りされています。
かつてこの地に奥州で産出される金を京で商うことを生業としていた金売吉次(かねうりきちじ)の屋敷があったと伝えられ、源義経が奥州平泉に赴くに際し、道中の安全を祈願して出立したといわれ、「首途(かどで)」とは、「出発」の意味で、以来この由緒により「首途八幡宮(かどではちまんぐう)」と呼ばれるようになりました。
絵馬は、鳩が描かれた開運絵馬です。
首途八幡宮には門や手水舎など境内の随所に、八幡様のお使いとされている鳩の姿が見られます。