資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。



 京都市伏見区桃山町板倉周防にある、乃木神社(のぎじんじゃ)です。

 

 明治天皇に殉死した陸軍大将乃木希典(まれすけ)(1849-1912)を祀り、伏見桃山御陵のそばの当地に大正5年(1916年)有志の人々によって創建されました。

 

 境内には、日露戦争のときに第三軍司令部に用いたという中国風の民家、乃木将軍の遺墨、遺品、ゆかりの人々の品などを陳列した宝物館、そして、長府(山口県)にある将軍の生家を模した建物があります。

 

 絵馬は、栗の形をした「勝栗絵馬」と呼ばれる授与品です。

 

 勝栗は事の出陣、祝勝に縁起物として使われてきました。またハチマキは気を引きしめ、集中して物事に当たる気合の象徴です。

 

 絵馬には「人生に勝つ」「自分に勝つ」「勝負に勝つ」「病気に勝つ」「試験に勝つ」などの祈願を書き入れます。