資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

向日市向日町北山にある、向日神社(むこうじんじゃ)です。
「明神(みょうじん)さん」の名で親しまれている養老2年(718年)創建の古社で、應永29年(1422年)に建造された本殿は、室町時代の三間社流造(さんげんしゃながれづくり)という建築様式で国の重要文化財に指定されています。
また、鎮座する向日市は、大阪湾から淀川をさかのぼり、山崎の戦いで名高い天下分け目の天王山と日本三大八幡宮の一社である石清水八幡宮の所在する男山と狭隘な地形を通り、桂川・宇治川・木津川に分岐した、京都盆地の南西部に位置します。
面積は7.72㎢と西日本の市では一番小さく、全国の市では蕨市、狛江市に次いで三番目に小さい市です。
絵馬には、龍が描かれていますが、境内に祀られている「白雲龍王」から描かれたのかは定かでありません。
また、「弟國之宮(おとくにのみや)」とは、日本書紀によると、518年、継体天皇(けいたいてんのう)によって「筒城宮(つつきのみや)」(京田辺市)からこの地域に遷都された都を指しています。