資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

 


 京都市東山区今熊野椥ノ森町にある、新熊野神社(いまくまのじんじゃ)です。

 

 京都には、熊野権現を信仰する、京都三熊野といわれる「新熊野神社」・「熊野神社」・「熊野若王子神社」の三社があります。

 

 新熊野神社は、永暦元年(1160年)後白河上皇の時代に、熊野権現を勧進し創立され、京における熊野信仰の中心地として栄えました。

 

 絵馬には、八咫烏(やたがらす)が描かれています。

 

 八咫烏の姿形は神社によって異なるようですが、咫(た)とは長さの単位で、親指と人差し指を広げた長さ(約18㎝)を一咫と言います。しかし、ここでは単に「大きい」という意味に使われています。