資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

 


 和歌山県高野町大字高野山にある、刈萱堂(かるかやどう)です。

 

 刈萱道心と石童丸の悲話「石童丸物語」で知られる刈萱堂です。

 

 刈萱道心が出家したいきさつから息子の石童丸がこの高野山に父を訪ね、母の死をきっかけに父子と明かされる事が無いままともに修行したと伝わるお堂です。

 

 絵馬は、石童丸が奥之院の無明橋(御廟橋)に来たとき、花筒を持った僧侶(刈萱道心)に出遭い、「刈萱道心という方を探しています。ご存じありませんか」と尋ねた場面が描かれています。