資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。


 岐阜市長良にある、長良天神神社(ながらてんじんじんじゃ)です。

 

 寛正年間(1460年~1466年)、斎藤利藤が斎藤氏の氏神として建立されたのが創始。

 

 御祭神は、菅原道真公をお祀りされています。

 

 絵馬は、幼い頃の道真公が鶏にえさを与えているように見える干支絵馬です。

 

 5才で和歌を詠んで、神童ぶりを発揮きれた菅公は、8才の時 碩学都良香に師事して、学問を修められたのですが、その学識は先天的なものがありました。

 

 11才の春、父 是善卿が菅公を試さんと、今宵の状景を詩作せよと命ぜられると、菅公は筆を執て即座に

 

 『月嘩如晴雪 梅花似照星 可憐金競転 庭上玉房馨』(晴れ渡った空に月が輝いて、梅が星のように無数に咲き匂っているので、可愛そうに贅を尽して作られている 金殿玉楼が、色を失っている)

 

と作詩されたので、並みいる人々が唖然としてしまった。との逸話が残ります。