資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

新宮市新宮にある、熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)です。
主祭神は、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)。
神代の頃に、神倉山の磐座であるゴトビキ岩に熊野速玉大神と熊野夫須美大神が降り立ち、そこで祀られることとなったとされています。
絵馬には、本殿を背に、三本足の八咫烏と朱塗りの鳥居が描かれています。
鳥居の額縁にある、熊野権現とは、熊野三山の祭神である神々をいい、特に主祭神である家津美御子(けつみみこ=スサノオ)・速玉(イザナギ)・牟須美(ふすび=イザナミ)を指して熊野三所権現、あるいは、熊野三所権現以外の神々も含めて熊野十二所権現といわれます。