資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。



 岩沼市稲荷町にある、竹駒神社(たけこまじんじゃ)です。

 

 ご祭神は、竹駒稲荷大神と讃えられている、次の三柱です。

〇倉稲魂神(うかのみたまのかみ=稲作・農耕・商工業の神)

〇保食神(うけもちのかみ=五穀豊穣・食物の神)

〇稚産霊神(わくむすびのかみ=養蚕・生成発展・縁結びの神)です。

 

 人間生活の根元となる衣・食・住や生成発展などを掌(つかさど)る神様として農業や商業を始め、あらゆる諸産業に広大無辺なる御神徳があるとされ、産業開発・五穀豊穣・商売繁昌・海上安全などの様々な信仰を集め、近時は交通安全・厄除開運・安産守護・縁結びの神様としても篤く崇敬されています。

 

 絵馬は、馬歳の干支の開運招福絵馬です。

 

 竹駒神社境内には、昭和14年に開館した馬事博物館があります。

 

 竹駒神社は古くから馬の集散地として知られ、初午祭、馬市が開かれていました。

 

 大正初期には、軍馬三大購買地のひとつにも連ねられ、十数万余頭を軍馬として送り出した記録が残ります。