資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

長野県青木村当郷にある、一乗山 大法寺(だいほうじ)です。
寺伝である一乗山観院霊宝記によると、大法寺は奈良時代の大宝年間(701~704)に藤原鎌足の子である定恵によって創立されたとあります。
その後、平安時代の大同年間(801~810)に坂上田村麻呂の祈願により、義真(天台宗座主)によって再興されました。
絵馬には、国宝見返り三重塔とあります。
山腹に点在する伽藍の最も高い地点に位置する三重塔は、鎌倉幕府崩壊の年にあたる、正慶2年(1333年)に建立された和様の三重塔です。
訪れた人がふり返り塔を眺めたことから「見返りの塔」の名でも親しまれており、日本一美しい塔と云われています。