資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。



 東京都江東区亀戸3丁目にある、亀戸天神社(かめいどてんじんしゃ)です。

 

 正保年間(1644年 - 1647年)菅原道真の末裔であった九州の太宰府天満宮の神官、菅原大鳥居信祐は、天神信仰を広めるため社殿建立の志をもち、諸国を巡りました。

 

 そして寛文元年(1661年)江戸の本所亀戸村にたどり着き、元々あった天神の小祠に道真ゆかりの飛梅で彫った天神像を奉祀したのが始まりとされています。

 

 絵馬には藤の花が咲き誇る境内の様子が描かれています。

 

 4月から5月にかけて行われる藤まつりの頃には、境内の藤が一斉に開花し、神社中が一面藤色に染まります。

 

 太鼓橋の上から見渡すことで、一面の藤棚を上から見下ろすことができることができ、江戸時代から亀戸の藤と呼ばれた藤の名所です。