資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。



  一宮市奥町風田にある、尾張猿田彦神社(おわりさるたひこじんじゃ)です。

 

  神社の奥宮は、木曽川左岸の愛知県一宮市奥町河川敷内の松林で、通称「大巻山(おおまきやま)」と呼ばれている猿尾(さろう)の中ほどにあります。

 

 奥宮は旧奥町渡船場の南側にあり、この大巻山の川下先端部分で神宮御遷宮のとき、御用材の筏が伊勢湾に入るために縄を締め直す御神領地でした。

 

 昭和28年第59回式年遷宮の際に神宮第三の鳥居が授けられ、この大巻山に神宮遥拝所鳥居として南向きに建立されました。

 

 絵馬は、十三詣りの祈願絵馬です。

 

 十三詣りとは、13歳で行う通過儀礼で、これまで無事に育ったことに感謝するとともに、立派な大人になるよう智恵を授けていただいて、幸せな人生を送れるよう祈願する行事です。