東海道四日市宿資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。



  東京都台東区千束3丁目にある、鷲神社(おおとりじんじゃ)です。

 

 境内に入り参道を真っ直ぐ進むと、正面に真っ赤な社殿があり、賽銭箱の上に「なでおかめ」と呼ばれる大きなおかめの顔が置かれています。

 

 おかめとは、天宇津女命(あめのうずめのみこと)のことと言われています。

 

天の岩戸神話の中で、須佐之男命(すさのおのみこと)が高天原に天照大御神(あまてらすおおみかみ)を訪ねるが、謀反を疑われ悪行の限りを尽くし、天照大御神の岩戸籠りの原因になってしまい、光を失ってしまった世に光を取り戻すため、高御産巣日神(たかみむすひ)は神々を召集して方策を練り、祭祀と神遊を催しました。

 

その際に踊りを踊って天照大御神を導き出し、世に再び光を取り戻した立役者の神と言われているのが、天宇津女命(あめのうずめのみこと)です。

 

おかめは、お多福とも言われ福が多く幸せを招く女性の象徴という事から、縁起が良いとされ酉の市の縁起熊手にも江戸時代より飾り付けられています。

 

 絵馬は、鯛の上におかめが乗った商売繁盛、家運隆昌の祈願絵馬です。