資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

東京台東区下谷一丁目にある真源寺(しんげんじ)です。
鬼子母神を祀っていることで、「入谷鬼子母神」の名称で広く知られています。
万治2年(1659年)光長寺20世・日融が当地に法華宗本門流の寺院を開山したことに始まります。
7月の七夕の前後に境内で開かれる、入谷朝顔市は、東京下町の夏の訪れを伝える行事として知られています。
真源寺は、下谷七福神(したやしちふくじん)めぐりの福禄寿をお祀りする札所です。
絵馬には、福禄寿が画かれています。
福禄寿は、元は中国の道教の神さまです。人の命をつかさどる南極星の神様です。
頭が長くほぼ二等身の体形が特徴です。また、○○天とか○○神のように天とか神と付かないのも特徴です。
これは道教のモットーとするところの幸福と俸禄寿命とから生まれた名前といわれます。
鶴と亀を愛した老人の神様で、年令は数千才といわれ、長寿と人望に御利益があります。また福禄寿の福は幸福、禄は高給、寿は長寿につながるといわれます。
一説には中国の五山のひとつ、泰山(山東省)の王ともいわれます。