資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。
大和国と伊勢国を結ぶ初瀬街道を見下ろす初瀬山の中腹に本堂があります。
朱鳥元(686)年、僧 道明上人が天武天皇のために銅板法華説相図(国宝)を西の岡に安置したことに始まり、
平安時代には貴族、江戸時代には徳川家の崇敬を集め、帰依を受けて栄えました。舞台造の本堂(国宝)は徳川家光により再建されました。
また、寺宝として、本尊の十一面観音像をはじめ、約千点にも及ぶ文化財を所蔵されています。
絵馬には、花に囲まれた本堂、五重塔、登廊(のぼりろう)が描かれています。
初瀬山は、牡丹の名所であり、4月下旬から5月上旬は150種類以上、7,000株といわれる牡丹が満開になり、古くから「花の御寺」と称されています。