資料館2階には壁面いっぱい、たくさんの絵馬が掛けられています。

 滋賀県近江八幡市加茂町にある、賀茂神社(かもじんじゃ)。別名、「御猟野乃杜・賀茂神社」(みかりののもり・かもじんじゃ)と称されています。


 賀茂神社は、約1,300年の歴史を誇る古社です。奈良時代の聖武天皇の時代、陰陽道の祖といわれる、吉備真備(きびのまきび)が日本の災いを封じ、国民の安寧を願うためにふさわしい場所として定めたと伝えられています。


 日本の「気」が集まる地に災いを封じ込めるため、陰陽道にて創建された神社は、日本の馬の聖地として、縁結び、子授、安産の神社としても知られています。


 絵馬は、競馬神事の「賀茂競馬」の祈願絵馬です。



 この神社の最も特徴的な祭事が、競馬神事です。1090年より続くこの神事は、木々のトンネルの中を疾走する騎手と馬、400メートルの直線コースを颯爽とすり抜け、競い合います。
 この競馬神事は、「七頭の馬、七番の神事」とも呼ばれ、トーナメント方式で順位を決定する独特な形式で行われます。

 記録的な猛暑続きの夏休み期間ではありましたが、その暑さにもめげず資料館には、たくさんの小・中学生たちが来てくれました。

 

 夏休み終盤にもなると、「夏休みの自由研究できたよ!」と作品を見せに来てくれた人も。

 この時は語り部さんたちも、心からうれしく、大歓迎のひと時です。


 資料館に来てくれたみんなも、学校などへ提出した研究の作品が戻ってきたら、持って来てくれると嬉しいです。待ってるよ!

 

そして、8月31日

 夏休みの最後をしめくくるように、「2025四日市花火大会」が開催され約3,000発の花火が打ち上げられました。語り部さんから寄せていただいた写真です。ひと時の納涼気分を味わって? リフレッシュしてくださいね。










本日9月1日

 資料館ホームページの開館カレンダーも更新しました。新たな月のスタートです。

 資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

 滋賀県湖南市三雲にある、立志神社(りゅうしじんじゃ)です。


 神社の由緒書きによれば、

 『志を立て、祈る(意宣(いの)る)ための神社
 正式な社名は立志神社(りゅうしじんじゃ)と読みます。志を立てて目標に向かうことを立志(りっし)と読むことから、“りっしじんじゃ”とも呼ばれています。

 起源は不詳ですが、欽明天皇の御代(6世紀)に飢餓に苦しんでいる民を救いたいという一心で、全国12ヶ所の神社にて五穀豊穣のお祈りをしました。その祈願所のひとつが立志神社です。

 今日においても当社は、神さまの恵みと祖先のご恩に感謝し、神さまに祈りをささげる場となっています。
 民の救いたいと祈る、家族の健康を祈る、会社の発展を祈る、自己実現を祈る。祈りに込めた願いはさまざまですが、根底に流れる基本的な姿勢は今も昔も変わりません。
 
 祈るとは「意宣(いの)る」こと、つまり神さまに決意を宣言することです。そして当社は、1400年以上にわたり、志を立て決意を宣言する役割を担った神社です。』

と紹介されていました。 

 ご祭神は、国之常立神(くにのとこたちのかみ)。「大地生成」「国土安泰」「開運招福」の神様とされています。


 絵馬は、芋版画のようにスタンプされた開運招福の「こころざし絵馬」です。

 当資料館は、原則、毎週日曜日の午前9時から午後4時の間、無料で開館していますが、


 この時季には、小・中学生たちが、「夏休みの自由研究の参考に」と、多くの方が、何度も足を運んでくれています。


 ここは、江戸時代の頃に使われていた道具をはじめ、いろいろな珍しいものや懐かしいものを、見て・聴いて・触れて・調べたりと、学ぶことができる場所です。

 「自由研究 何にしようかな」と迷っているなら一度来てみてごらん。語り部のみんなが歓迎してくれるよ。

 また先輩たちが小・中学生の頃に書いた自由研究の作品からヒントを見つけることができるかも。
 (先輩たちの作品も多数展示されてるよ)
 資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

 愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目にある、熱田神宮(あつたじんぐう)です。

 熱田神宮の主祭神は、「熱田大神(あつたのおおかみ)」です。 この神様は、太陽の女神である天照大神(あまてらすおおかみ)に関連しており、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代とされています。

 絵馬は、熱田神宮で授与されてきた干支(えと)を描いた絵馬の数々です。











 干支は、古代中国で生まれた暦の仕組みで、「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」を組み合わせたものです。 十干は10の要素(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)から成り、十二支は12の動物(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)を指します。 干支は年、月、日、時間、方位、運勢などを導き出すために使われ、特に年賀状や占いでよく見られています。


 【十二支が動物に例えられて順番がついている由来とされる物語】

 昔々、神様が動物たちに向けて「1月1日の朝に、神様のもとへ早くたどり着いた1番~12番目までの者を、一年交代でその年の大将にする」という旨のお触れを出しました。
 それを聞いた動物たちは皆、「我こそが1番になろう」と張り切ります。しかしネコは話を聞きそびれ、ネズミに聞いたところ「1月2日の朝」と言われます。

 さてウシは足が遅いので、誰よりも早く出発し、歩みを進めます。神様の家に着いたところ他に誰もおらず、自分が1番だと喜んでいたところ、ウシの背中にいたネズミがぴょんっと飛び出して1位を横取りしたため、ウシは2位となってしまいました。

 その後、トラ、ウサギ、タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジと続きます。サルとイヌは最初は仲良く一緒に向かっていたのですが、途中でけんかになってしまいます。そこへトリが仲裁に入り、サル、トリ、イヌの順でゴールイン。そしてイノシシが12位でゴールし、十二支が決まったということです。

 なおネコがやって来たときには当然順番は決まった後だったので、それ以来ネコはネズミを恨み、追い回すようになったそうです。

おしまい