Yama(ヤマ・禁戒)
他人や社会に対してやってはいけないこと。
人として遵守すべきこと。




“これらの大警戒は普遍的なものであり、階層・場所・時間・環境等によって制約されない。”


これはいかなる理由によっても破られてはならない。
時間や場所や目的、そして社会的なあるいは階級的な習慣に関わりなく、
夏でも冬でも、夜でも昼でも、そして土地柄や国民性にも関係なく、
守らねばならない。

パタンジャリはヨギに対しては例外的弁明も認めない。
しかしヨガの最終目的に対してそれほど強く集中していない人々には、
これらのことは、彼らの生活の場に応じた調整がなされてもよい、と言う。

(『ヨーガ・スートラ』第二章31項より抜粋)


暴力をふるってはいけない。
嘘をついてはいけない。
盗まない。
欲望におぼれない。
執着しない。


ヨガの最終目的に対してそれほど強く集中していない人々には、
これらのことは、彼らの生活の場に応じた調整がなされてもよい、とは書かれているけど、
これはこどもの頃に、誰もが周りの人間から教えられていることなのだ。


『他の子に乱暴してはいけません。』
『嘘をついたら閻魔様に舌を抜かれるよ。』
そんなことを、みんな聞いて大人になったと思う。


乱暴を働いたり、執着したり、正直でなかったり。
そうすることで、心は浮足立った状態になる。
今あることを忘れて、未来に思いをはせすぎたり、過去にすがったり、
今を生きることが難しくなる。

自分に優しくできなくなる。


やはり、Yamaは守っていくべきことなのだと思う。

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Om Shantih shantih Shantih
Namaste


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