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西冬至です

 

 

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  微調整された宇宙

 

 

宇宙は物理法則に従っています

 

 

物理法則は数式で記述でき

数式の中に値が変化しない定数があります

 

 

物理定数というものですが

その定数の数値はあまりに絶妙です

 

 

あたかも生命が存在できるように

誰かが都合よく調整したのではないかと思えるほど

物理定数は生命の存在に適しているのです

 

 

これは「宇宙の微調整問題」と呼ばれています

 

 

 

 

宇宙膨張率は宇宙の進化に

また重力定数は星や銀河の形成に

影響を与えています

 

 

素粒子の質量は原子や分子の構造を決定します

 

 

電気素量は原子や分子の結合や

化学反応に影響を与えます

 

 

様々な物理法則の物理定数の

値が今と違っていたら

星や銀河が形成されません

 

 

恒星の中心で核融合が起こらず

生命に必要な元素も生成されず

生命が誕生していなかったことになります

 

 

では何故この宇宙は生命に適していたのか

 

 

 

 

宗教であれば

神が人間が誕生できるように

物理定数を整えてくれたと

解釈するでしょう

 

 

神が宇宙の全てを創造したのだと

 

 

物理学では多元宇宙論で解決できるとします

 

 

宇宙は一つでなく無数の宇宙が存在

そのうちの極一部の宇宙でのみ生命が存在できるような

物理定数になっているという考え方です

 

 

実は他にもたくさん宇宙は存在しているが

私たち人間に適した宇宙はこの宇宙だけであった

 

 

だからこの宇宙に人間が誕生したのは

必然であるという考え方です

 

 

 

 

生命が存在しない宇宙もあるだろうが

私たちは物理定数が生命に都合のいい

の宇宙しか観測できない

 

 

それゆえ物理定数がちょうど良い

確率は100%となるのです

 

 

 

  稲盛和夫氏の「宇宙の意志」

 

 

京セラの創業者の稲盛和夫氏は

宇宙や生命の誕生

進化の過程は偶然でなく

必然であると考えていました

 

 

いわば「宇宙の意志」が

すべてのものを進化発展させていて

その「宇宙の意志」と同調するかどうか

人の運命が決まってくる

 

 

「愛と誠と調和」を基調とした

思いを抱くと「宇宙の意志」と調和し

運命を明るく開いていく、と

 

 

「宇宙の意志」がすべてを

発展させているという考え方は

科学的ではないのかもしれません

 

 

例えば超弦理論によって

膨大な数の宇宙の存在を

論理的に導きだせるようです

 

 

それでも私たちが認識できるのは

生命が存在する地球がある

この宇宙だけです

 

 

物理学的には奇跡でもなんでも

ないのかもしれませんが

この宇宙の中の地球に

生命の一つとして生まれてきたことは

とても幸運だったように感じます

 

 

もちろん「宇宙の意志」に同調するという

理念を受け入れたからといって

稲盛氏のような成功者になれるわけではありません

 

 

ただ一気にスケールの小さな話になりますが

政治家や大きな企業の不正のニュースが

絶え間無く続くのをみていると

仮に科学的ではないとしても

もう少しきれいな理念について

考えてみてもいいのではと思えてきます

 

 

 

 

最後までお読みくださり

ありがとうございました

 

 

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