こんにちは西冬至です
お読みくださりありがとうございます
独りひっそりビジネスのプロ松田悠玄さんと
松田さんの師匠のひまわりさんから
独りでできるネットビジネス用の
マインドセットを学んでいます
一夜賢者の偈
古い仏典に『一夜賢者の偈』という詩があります
過ぎ去れることを追うなかれ
いまだ来らざることを念(おも)うことなかれ
過去、そはすでに捨てられたり
未来、そはいまだ至らざるなり
さればただ現在するところのものを
そのところにおいてよく観察すべし
揺らぐことなく、動ずることなく
そを見きわめ、そを実践すべし
ただ今日まさに作(な)すべきことを熱心になせ
たれか明日死のあることを知らんや
まことに、かの死の大軍と
遭(あ)わずというのは、あることなし
よくかのごとく見きわめたるものは
心をこめ、昼夜怠ることなく実践せよ
かくのごときを、一夜賢者といい
また、心しずまれる者とはいうなり
(『中部経典』増谷文雄 訳より)
2500年前のお釈迦様の教えです
当時のネパールやインドにも
つらい過去や未来への不安から
何もできなくなる人がいたのでしょう
なぜつらい過去にとらわれるのか
私たちの頭は
強い感情がともなった記憶ほど
長く残るようにできています
恐怖や怒り、興奮をともなった経験ほど
記憶に残りやすいのです
脳内の海馬と呼ばれる部分が
生存に必要な知識や情報を
優先的に記憶します
天敵の猛獣に出会った場所や
命からがら抵抗し逃走した経験
その時の感情や記憶は
生存確率を高めるための貴重な情報です
また私たちの脳内には
毛様体賦活系という機能があります
脳内に入ってきた情報をふるい分け
関心のあることに関連した情報を
鋭敏に集めるのです
外を出歩いたときに
特定の車に興味があれば
自然とその車が目に入ってきます
あるファッションが気になれば
その服装をした人が
頻繁に目に入ってきます
過去の嫌な記憶が
頭の中を占めていれば
その記憶に類似したニュースや
同じようなストリーのドラマが
やたらと印象に残ります
為すべきことを為す
私たちの頭はもともと
嫌な過去の記憶が残りやすく
できています
未来への不安の大半も
過去の嫌な記憶から派生した
ものでしょう
ただ過去であれ未来であれ
今現在ここにいる私たちの
頭の中だけにあるものです
過ぎ去れることを追うなかれ
いまだ来らざることを念(おも)うことなかれ
過去、そはすでに捨てられたり
未来、そはいまだ至らざるなり
いわばどこにも存在しない
妄想のようなものです
本当にあるのは今現在だけです
たれか明日死のあることを知らんや
まことに、かの死の大軍と
遭(あ)わずというのは、あることなし
誰も明日死ぬなんて知ることはできません
誰もに死が訪れそれに対する手立てはありません
時間はとても貴重です
そのところにおいてよく観察すべし
揺らぐことなく、動ずることなく
そを見きわめ、そを実践すべし
今の自分に必要なこと
それを明確にして
粛々と実践していく
それがお釈迦様の教えです
また頭の中から
妄想を切り離す訓練として
瞑想が有効です
静かな場所に座って
軽く目を閉じ
呼吸に意識を向けます
ゆっくり息を吸って
ゆっくり吐く
それだけを観察します
頭の中で呼吸に合わせて
いーち、にーいと
数えてもいいでしょう
最初は数分しか
集中できないかもしれません
でも毎日続けるうちに5分10分と
呼吸だけに意識が向かうようになり
頭の中から余計な思考を
排除できるようになります
最後までお読みくださり
ありがとうございました
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