今日は親愛なる敬雄(実父)へ
想いを馳せてみようと思います。

敬雄へ
あなたは歳を重ねるごとに頑固になってますね。
でも孫が2人もできて、幸せいっぱいのおじいちゃんですね。
そして孫を甘やかして、姉に怒られる典型的なおじいちゃんへと
日々成長していますね。

あなたは私に奨学金か、カードの明細の話しかしてきませんね。
凄く悲しいです。
でも少しメールすると喜んでくれるのも嬉しいです。
そして、親馬鹿を炸裂してくれるところが末っ子は嬉しかったりします。

大好きなのに、誰よりも離れて暮らす末っ子を許して下さい。
きっと誰よりも心配させてるよね。
ごめんねおやじ。

今日お風呂に入ってる時、ふとあなたのことを思い出しました。
昔、法事の時に親戚が集まってご飯を食べてる時に
酒の入った親戚の親父のイカれた息子が切れだして
その親父と乱闘になった時、真っ先に止めに入ったのは
そう、敬雄でした。
私はまだ小学生ぐらいで、凄く怖かったのを覚えています。
あれから家に親戚は来なくなりました。
その方が平和でいいけどね。まぁお年玉の数はめっきり減ったよね。まぁ金より平和か。金で平和は買えないしね。
その時の敬雄が凄くかっこ良かったです。
その時、親戚には小さい子が多くて赤ちゃんとかもいて危なかったのを瞬時に察知して、
「小さい子もおるんやぞ!」
って言ってた敬雄本当にたくましかったです。
かっこ良かったです。

その時、お父さんってかっこ良いなって思いました。
正義のヒーローだなって柄にも無く思いました。
小さい子とかあんま好きじゃないのかなって思ってました。
でも、あんな時にそんな事まで考えられるなんてさすがです。

正直、うちの親戚は性格が悪いです。
よくうちの敬雄を困らせます。
なので、私は大嫌いです。
私も彼らの幸せなんて願ってないし、
彼らも私の幸せ何て興味も無いと思います。

敬雄も彼らに似て少しだけずる賢いです。
それでも敬雄は純粋で、家族を愛してます。
洋子を愛してます。仕事が終わったら、真っ直ぐ帰宅します。
そんな捻くれながらも真っ直ぐに生きる敬雄が私は好きです。

敬雄は怒りんぼうです。他人(お店の人とか)には容赦無くぶち切れます。
身内にもたまにキレます。
家では洋子がよく被害に遭ってます。
洋子は友達が多いです。
敬雄は少ないです。(これは性格上に問題が)
洋子はよく友達と遊びに行ったり、ご飯に行ったりします。
忘れもしません、小学4年か5年のバレンタイン前日。
私と姉はチョコレートを作ってました。
洋子はママさんバレーに行ってました。
敬雄には21時には帰ると言って行ったのに
帰って来たのは23時頃でした。
でもバレーのユニフォーム姿で汗臭い中どこに行ったりもしません。
洋子はママさん友達と喋っていたのです。
でも敬雄は約束破りの洋子にぶち切れました。

帰って来た洋子が私のチョコレート作りを手伝っていると、
激怒した敬雄が二階から降りてきて、
手に持っていたお茶を洋子にぶっかけました。

勿論私のチョコレートはカテキン入りチョコレートに早変わり。

6歳年上の姉が止めに入りました。
母は涙を見せずゆっくり、バレーのユニフォームを脱ぎました。

敬雄は怒ってまた自分の部屋へ戻っていきました。
こんなシリアスな話も今になれば笑話です。






実録、お茶ぶっかけ事件







として





そんな笑いの絶えない家族に生まれて私は凄く幸せです。
そして私もそんな笑いの絶えない家族にしたいです。






























っていう将来の自分の結婚式で言うスピーチ考えてました。