今日のブログは、僕の夏休み持ち込み企画『受験生応援のコーナー』


このコーナーの第1弾は、センター試験と東北大2次試験の化学についてです。

ちなみに、僕は去年のセンターで化学は93点、二次試験は83%(124.5/150)という好成績を出せたので、これから紹介する化学勉強のコツなんかはきっと受験生に役に立つと思います。
(あまり大口を叩くと、去年までお世話になった先生とかがこのブログを見たときに、『お前そんな勉強やってなかっただろう』とか言われそうで怖いんですけどね笑)


ブログの構成は、はじめに、化学受験勉強の思い出話、次にセンター化学の対策。そして最後が東北大二次試験の対策についてです。
(僕の知り合いなんかは前半の思い出話だけ見てくれれば充分です。逆に、受験生は前半の思い出話は飛ばしてくれて構いません。大したこと書いてないので笑)





1部 化学受験勉強の思い出話
高校3年生の春、クラス替えが行われ、僕達のクラスはK先生が化学の授業を教えてくれることになりました。
しかし僕は、1学期は学校を休みがちで、特に化学の授業は出席率が悪かったんです。

それを不審に思ったK先生。初めは休んでもあまりつっこまず、休んだ分のプリントをくれました。しかし回を重ねるごとに、『なんで休んだんだー?』とか『またこの前もサボったでしょ』とつっこまれるように…。

そこで、そういう質問に僕はちょっと面白く返して笑いを取ろうとしたり、僕の仲の良い友達(先日も紹介したM君)と授業中に面白いことをしたり言ったりするうちに、だんだんと先生もフレンドリーになっていって、授業の雰囲気もいい感じになっていきました。

授業の雰囲気が良くなると、勉強も楽しくなっていきます。2学期以降の僕の出席率はほぼ100%でしたし、化学の成績はグンと上がり、先程も言ったとおり、受験本番ではいい成績を取ることができました。

これは後からM君に聞いた話ですが、M君は在学中に友達から、『去年まではあまり生徒とフレンドリーに接する先生ではなかったのに、○○君(僕)とM君のおかげで先生が変わったし、授業も面白くなった』と言われたそうです。

その話を聞いて僕はとても嬉しかった。そしていい先生に出会えたなと。今でも感謝していますし、卒業のときに合格報告をちゃんとはできなかったので、次学校行く時に挨拶をしに行こうと思っています。

この場を借りてお礼を…笑

それではここから受験対策の話…


2部 センター化学対策
センター試験の化学は、理系ならば9割を目標としてください。しかし、とりあえず8割以上取れるようになったら、二次試験の対策を進めましょう。100点満点を取れるようになるまで対策するのは効率悪いですし、化学の二次試験対策はセンター試験対策にもなりますからね。

オススメの教材は、学校で配られる教科書と、化学重要問題集です。正直、センターはほんとにこれだけで十分。市販では、無機だけが詳しく書かれてる本や、難しい問題集がたくさん並べられていますが、そんなにやる必要ないです。そしてこれは、二次試験対策にも言えます。


東北大受験者にとって厄介なのは、高分子の分野でしょう。しかし、二次試験に出ないからといってこの分野を対策しないと、センター試験で痛い目に合います。ほんとに教科書で十分なので、しっかり読み込んでおきましょう。そして模試などで8割を超えるようになったら、東北大の過去問に挑戦していきましょう。


3部 東北大二次試験化学対策
さて、ここからが本題。東北大の化学は大問1が理論化学。大問2が無機化学。大問3が有機化学で構成されています。時間は物理と合わせて150分なので、75分と言いたいところですが、過去問演習は65分くらいでやりましょう。多分物理に少し時間をかけた方がいい点取れます。本番もそれくらいで解け切れればGOOD!

まず大問1の理論化学。東北大化学で1番差がつくのはここだと思います。
(東北大は大問3で差がつくと言われたりしますが、僕は大問1で差がつくと思っています。詳しくは大問3の解説で)

大問1は、基礎的な理解で解ける問題が多い。しかし、後半にいくにつれて、問題のイメージができなくなったり、複雑な計算になってしまってギブアップする人が多いのです。

ここで大事なのは、図をしっかり書くこと。特に気体の問題や、酸塩基問題は、数値と共に絵を描くことで、思わぬ解法が見つかることもあります。逆に図を書くことができないと、正しく問題を理解できず、詰まってしまいます。

対策としては、問題集に載ってる問題を2.3周し、解説を読んで、問題と解答を暗記するくらい努力してから、東北大の理論に取り組んでください。基礎がなっていない状態で過去問をやっても意味がありません。過去問もむやみやたらに解くのではなく、解説をしっかり読んで、次出たら解け切れるようにしておくこと。これが力になります。



大問2は無機化学。ここは確実に点を取りたいところ。教科書の知識だけで全て解けます。
言うことはもう特にないですね…笑
一つだけアドバイスするなら、暗記を後回しにすると、受験期後半になって焦るので、一回忘れてもいいから、一回覚える努力をしましょう。何回もやることで知識は定着します。夜寝る前に教科書を熟読するだけで、だいぶ楽になりますよ?僕はお風呂に入ってる時なんかはずっと無機化学の部分を読んでました笑


大問3は有機化学。ここで出される構造決定の問題は、どの入試よりも難しいと言われています。 

しかし、僕の感覚でいくと、ここで点を落とす受験生は多くないです。東北大を受けてくる人ともなれば、有機でめちゃくちゃ対策してくるのは当たり前だから。逆にここを対策していない人は、正直化学で貯金を作るのは無理でしょう。

もし、差をつけたいからば
1.最後の2.3題まで確実に解けきる力をつける。
2.構造決定で時間を節約し、他の問題や物理に回す。
この2点を意識して勉強しましょう。

さて、具体的な対策としては先ほどまでと同様、教科書に書いてあることを完全に理解し、化学重要問題集などで演習をする。(ここでは時間を意識するより、理解しているかをチェック。問題集は1冊で十分、3周くらいやったら完璧!) 

この作業を一通り終えたら、早速東北大の過去問を、スピードを意識しつつどんどんやりましょう。秋に入ったらなるべく早めに構造決定の技を身につけて、自信にしましょう!正直、他大学の有機の構造決定は演習になりません。東北大は高分子をほとんど出しませんし、なにより難易度が全然違います。
強いて言うなら、京大の有機の構造決定は東北大と似ている部分がありました。もしやり足りないなと思ったら、京大の高分子ではない有機の構造決定をやるのはありです!

構造決定はパズルです。コツさえつかめれば簡単に楽しく解けるようになるので、普段の演習もパズルのような感覚で楽しみましょう。





ここまで読んでくださってくれてありがとうございます!物理や数学、秋以降の勉強方法などはまた後日あげます。(明日ではありませんが、なるべく近いうちに書きます…!)

夏休みも中盤ですね!頑張って受験生!


それではまた明日、おやすみなさい💤