引退!!

二日目の5秒の沈黙と、

三日目の三度のウナヅキ、

やはり、心は決まっていた。

 

神事の中の品格、

土俵では横綱は神!

俗世に塗れることは出来ない。

潔く身を引く。

 

泥にまみれ、

地べたを這いずってでも闘う、

そこに稀勢の里がある、

それが品格を汚すだろうか?

 

休場とは遠い存在であった稀勢の里、

正攻法な相撲には、

変化、ダメ押し、エルボー、はナイ!!

狡猾とは遠い存在。

俗世と離れて輝く大相撲が

そこにある。

 

だが、土俵、その立ち合いを、

俗世まみれにした横綱は、白鵬は、

ヒニクにも健在。

 

ここに俗世をみる!!!