【~いまは善悪を越えて、かの人と生死を共にするほかはない】この、増田栄太郎の有名な言葉、これを言わせる大西郷、

そして、あの勝海舟に天下の大事を負担するもの、と言わしめた大西郷、

龍馬は鐘に例えた。

 

小西郷、弟の従道は、まだわかり易い!

ナゾが多いとされる大西郷、

大村益次郎は、足利尊氏に例えたという。

 

内在する矛盾を人格によって抱擁した男、

司馬遼太郎は、会わなければわからない!!と表現した。

確かに、ナゾが多い大西郷、

だが、桐野や村田、そして篠原国幹が敬慕した対象であることは間違えない!!

 

ナゾは、矛盾は、奥深さの証とも言える。

接する日を重ねたら、生死を預けたいと思うオトコ、

その出会いを、オトコの幸せと想うのは、間違えだろうか。