前回は年配の職人の性格の悪さについて書きましたが今回のテーマはこの業界特有の不安定なスケジュールです。

 

求人票に「土日祝日休み」とあっても他の業界ならまだしも建設業界だったらほとんどの場合

最後に「現場による」という最終兵器が隠されていることが多々あります。

これが曲者で全ての労働条件をかき消してしまうほどの威力を持っています(笑)

雨が降ろうが雪が降ろうが台風が接近しようが「どんな時でも出勤を迫られる会社が必ず存在します。」今日の朝礼でゼネコンの職員が「昨日(日曜日)現場を見回ったが異常は無かった。」と日曜日も出勤していたことを話していました(笑)

 

管理人も含めて週休二日制で育ちそれが当たり前だと思っている人間に「基本は土日祝日休みなんだけど現場によっては週休一日になる」と誘ったらまず断られます(笑)

現に新卒を採用しようとしても業界の悪習が広まってしまっているので新卒からは避けられます。労働条件の悪さが世の中に広まっていてそれが求職者に避けられる理由なのに業界で

そこを改善しようという発想が無いのは異常だと思います。

 

古くからこの業界で働いている方は違和感を感じないのでしょうが他の業界から来た人間にはこの業界の慣習が異常にしか見えません。

給与の面では同業他社よりもいい管理人の会社でも業界に嫌気が差して他業種への転職を

考えている人間が社員の一割近くいるわけですから終わています。

現在は高齢化が進んでいるので働く人間が貴重な存在になっていますが建設業界は離職者が多いだけでなく離職者が再就職の際に建設業界以外の業界に再就職してしまうので働く人が減っていくのと同時に高齢化が進んでいきます。10年、20年後に業界に何が起きるかは

明らかなのですから他の業界並みに休日や日給月給制でなく月給制に変更して少しでも

多くの人に入ってみたいと思わせるような改革が必要なのではないでしょうか?