江戸時代には、がんになる日本人は8千人に1人くらいしかいませんでした。しかし、今から20年前には、10人に1人が、現在では約3.5人に1人ががんを患うようになりました。わが国では毎年46万もの人々ががんを発症し、死亡原因1位の座に久しく君臨しています。私たち日本人にとって、がんはいつ誰が発症しても不思議ではない病なのです。

では何故、このようにがん患者が増えたのでしょうか? それは生活習慣の変化によるものだと考えられます。

食生活の欧米化をはじめ、喫煙や飲酒、運動不足、ストレスなど、さまざまな要因が複雑に影響しているといわれています。人体は60兆個という天文学的な数の細胞から成り立っています。さらに、1個の細胞には3万から3万5千個の遺伝子が入っているといわれます。

遺伝子は常に体内外の発がん物質の影響にさらされていますが、がんを抑制する性質を持つ遺伝子によって、細胞が容易にがんに侵されることはありません。しかし、何らかの原因で発がん物質が異常に多くなると、このがん抑制遺伝子を以ても対処し切れなくなり、がん化した細胞が誕生するのです。
代替医療について
古くからある伝統的療法や民間療法
西洋医学に対抗した新しい医療
心理療法(サイコセラピー)
食事療法 
健康食品療法
薬用・香料植物(ハーブ)療法
用手(手技)療法
電気療法
薬理学的療法
免疫療法 
解毒療法  

統合医療について
統合医療とは、今日医療制度の中心になっている西洋医学の治療方法だけでなく、代替医療の療法を取り入れ、総合的に患者の治療とケアをしていく医療のことです。具体的には、西洋医学の技術では解決が難しい生活習慣病や慢性疾患、不定主訴(不眠・不安・うつ状態・頭痛・肩こり・胃部不快感・知覚・味覚異常など)に対し、代替医療の療法を慎重に選択し活用します。

患者を身体だけでなく、心の側面や生活習慣など、総合的に診ます。また、病気になる前の状態から、病気の予防や健康の維持にも取り組みます。統合医療は、西洋医学と伝統医療、代替医療の良いところを組み合わせた医療体系です。
統合医療・代替医療について
統合・代替医療とは何でしょうか?代替医療とは西洋医学の領域に属さない療法のことを総称したものです。日本代替医療学会の定義によれば、[現代西洋医学領域において、科学的未検証および臨床未応用の医学・医療体系の総称]としています。

今現在の医療は、西洋医学主体となっておりますが科学では解明されない領域・精神的部分・病気の予防といったところで西洋医学を補っていくのが代替医療です