相見積もり
工務店選びで悩んだことの一つに相見積もりNGの会社がありました。無料では設計しない。有料なら相見積もりOK。他社との競合では値段争いになり、コスト重視になるといい家を作れない。価値のある家を作るのだから安さ競争で判断されたくない。何事にも人件費、時間がかかるのだから無駄なことはしたくない。こういう感じでしょうか?いろいろ理由はあると思います。いい設計をしている工務店なら有りだと思います。価値があり、価値を認める施主がいればWINWINです。選んだ工務店を全面的に信用できるところならいいですよね。ただ、地元の工務店は設計力に対しての価値を見出せないところが多かったんです。HPの施工事例が少ない。写真があっても画像は小さかったり、間取りや居心地の良さみたいなものが伝わらない写真の撮り方。年間棟数が少ないので事例も少なく、ブログの更新も少ない。家の中からの写真ばかりで外との繋がりや家周辺の全体的な写真がすくない。同じ豪雪地帯の新潟周辺の会社と比べてもダサイ家が多い。間取りもゾーンごとに仕切ってHM、ビルダーのマネをしているような作り。世間の情報についていけていない、世間の情報に怯えている。などなど。これじゃ判断できません。なので、実際に会ってお話しするしかありません。こういうところはたいがい外講のことや居心地のよい家の作り方などのアドバイスより、ウチは耐震、断熱、気密がすごいんです。快適なんです。っていうところを強調している印象でした。それはもう当たり前レベルになります。今回の豪雪でみんなの意識が少し変わったんじゃないでしょうか。雪につぶされない頑丈な家。暖かく、暖房費も少なく災害時に引きこもれる家。HM、ビルダーも数字だけならすぐ追いついてくるでしょうね。そうすると工務店の優位性って何でしょう??現状に満足していたら誰も見向きもしなくなるんじゃないかと思います。もう手遅れなんだなっていうところも何社かありました。こういう工務店が相見積もりNGの場合、かなり厄介です。契約or設計料を支払わないと設計力が見れない。ってことで次回のブログに持ち越します(笑)