【変化】. | 【戯言/その美学と自惚れ】

【戯言/その美学と自惚れ】

揺れる己の先と。
消せぬ己の後に。
先を見て後を懐かしむ無駄を知り。
それを踏み潰し生きる未来に私は存在しない。

無意味の程度の計りを贅沢に使う可能こそに私自身の価値が存在する。



──────TOUGH-GUY











【変化】.







厚みのある上着の前を合わせやや前傾に進む冬の夜明けは遅く。
朝陽を感じるまでの闇は外気の冷たさと合わせ季節を象徴するが。
年末特有の陽気を同時に感じる頃の漠然とした開放と街を彩る配色と光は心を豊かに導いた。

笑いに満ち
我が子の成長を帰省の折に確認出来た側のよろこび。
対し
目的を持つからであろう心はその今を見せるべき真実の在に表す努めを義務の手前にて当然とし。

その和みを一瞬にしてゼロからマイナスにまで一気に運んだチカラを経験し。

傷を背負いながらも時は刻み季節は進む。
目的の場所に着けば其処に存在する今日のリアルに組み込まれ進む1日の始まり。
その
時の連続は春さえも終えた。

自身が持つ肉体の軋みと。
自身でも信用出来ぬ思考の軸を使いどうにか付きで生きる今を。





昨日
久し振りに伺ったリース屋。
以前は頻繁に出入りしていたが。
「3年振りくらいに来たよッ」
私は担当の男性に言った。
「そうですね。
久し振りです」
そう答えた方は私よりは随分と若いはずだが。
やや年を重ねてた感があった。
つまりあちら側もそう思うであろう自然。

それが普通。
だが
ここからが又おもしろい。

漠然と。
自身の年齢から終わりを意識して。
物は減らして行かねば。
そして同時に
物を増やさぬ事を頭に置くが。
今もやや増える方が勝るかの矛盾。

この季節の色。
そして更に一歩と次の季節へと進む私的センスの表現は恒例である。
そして年齢的には普通ではないおかしな人的に映ったとしても。
“工事屋”という枠で呼吸する分では問題はない。





今日から又休み。
故障付きだが。
今年は休みが多い。





TOUGHーGUY