先日、知り合いに付きあって新宿若松町の国立国際医療センターに行った。

国立国際医療センターと言えば、コロナ騒ぎが始まってからその医療対応の中核をなす医療機関である。 そこに行くとなると、やはり不安な気持ちはぬぐえない。

が、当たり前と言ったら当たり前だが、感染対策は随所に為されていた。

まず、玄関に入った直ぐの所に、手指消毒液が設置されていて、次なるは自動検温器。

職員も2~3名配備されていて、「はい、だいじょうぶです」で、院内に入ることが許されというわけである。消毒液は院内のいたるところに設置されていた。

 

只、外来待合いや、特に会計待合いエリアの人数、人の行き交いをみると、もっと椅子の間隔を空けるとかアクルリ板を置くとか、更なる何らかの対策が必要ではないかと思った。

マスク着用は必須なのか、要請なのかは分らなかったが、着用していない人も何人か見かけた。大・小の症状がある病人が行き交う院内でのマスク着用は、厳命にしてもらいたいと思った。

 

しかし、まぁ~、なんと人の多いことか!!

老若男女、押し寄せてるという感である。

それぞれが、病気の不安とコロナの不安を抱え医療を頼って来ている。

 

やはり高齢者が多い。杖を付き弱々しい足取りの人、車椅子に乗り息子・娘と思しきに身を任せている人、共に年月を重ね老いの身を寄り添わせている老夫婦・・・お爺さんを乗せた、

またお婆さんを乗せた車椅子を押すお爺さん、お婆さんの姿もあった。

 

少しでも、症状が軽減するように、病気が治るように、そして病苦から離れた日常を送りたい

との思いで、それぞれの生活を背負い医療を頼って来ている。

 

国家予算に占める医療費が増大し続けているという。進展する少子高齢社会で老人人口が増え続けると、それに伴って医療費も増え続けやがて制度破綻を来たす・・・そんな事を事あるごとに耳にすると、「長生き、長生き!」と願ってる私は、世に憚る存在なのだろうか。

「もう、ほどほどの所でお引き取りを・・・」 年寄が、そんな圧を感じる世の中であっては困るのである。

 

高齢者が増えるから、医療費が増える・・・側面はあるだろうが、要因はそこに全てあるわけではないと思う。医療の発達に伴い、高度医療機器の使用、老若問わず人生の終末期に高度医療が施されることが多くなったことによるかかる医療費、そしてしなくても良い検査、無駄な薬の処方等が医療費増大の一要因ではないか。

 

何んと思われても、此の世であれこれしていたい、遠慮なく長生きしよう!!

思いを巡らす後期高齢者の秋の夜である。