1974―10

 

#90(12/4)

師走の風が身に染みるというところか…

湧き上がるものをどのようにしたらよいものか…

死というものを考える時に、しばしば訪れる得も知れない

どうしようもない感慨に、少なからず似たような…

持たなければどうということもないのに

そんな偶然の不思議さと、ままならぬさに哀しみさえ感じる

小さなといえば余りにも小さなものなんだろう

けれども、大きく、時には厳しすぎるほど、

時には柔らかく、そして時には己を奮い立たせるが如くに

おぶさってくる…

人の気持、感情を動かすなんてそんな大それたことを

と言いながら、半ば期待もしている己…

しかし、どうしたらよいのだろうと思う

どうすれば良いのか、君よ。

 

 

#91(12/7)

独りであることの甘さ

ややもすれば そんな甘さにひかれもする

それこそが その甘さのなせる技であろう

対象の相手がいてこそ

諸々の行動が生じ 思考があり そして生活になるのだろう

思う

今をおいては 彼女をおいては何もないと

たとえ それが不安さと同居していようとも

だからこそ行こう 大阪へ

 

 

#92(12/8)

悔しいのは運命であり、時の流れであり、己に対してである

願わくは抱きしめたかった…